【考察】美容業界のDXを考える
2020-12-14 (月)
皆さんこんにちは!
今回は、
「美容業界のDXを考える」という事で、
考えて行きたいと思います。
皆さんはDXという言葉をご存じでしたでしょうか?
DXとは
DXとは、デジタルトランスフォーメーションの略称で
経済産業省の
「デジタルトランスフォーメーションを推進するためのガイドライン(DX 推進ガイドライン)」では、
DXは以下のように定義づけられています。
「企業がビジネス環境の激しい変化に対応し、データとデジタル技術を活用して、顧客や社会のニーズを基に、製品やサービス、ビジネスモデルを変革するとともに、業務そのものや、組織、プロセス、企業文化・風土を変革し、競争上の優位性を確立すること。」
これを分かりやすくかみ砕くと、
DXとは「競争上の優位性を確立するために、データとデジタル技術を活用して製品やサービス、業務、組織などを変革すること」です。
美容業界以外のDX
インターネットやロボットが発達した昨今、
凄い勢いで世の中変わっていきますよね!
(来年にはYouTubeはオワコンになるなんて言われていて内心ドキドキ)
ですが、この美容業界を見てみると
最新の美容家電などは、毎年発売されていますが、
革新的な進化は無く、
付加機能が新しくなるくらいでしかありません。
単にデジタル化したり、新製品を導入するだけでは、
DXにはなりません。
競争力を優位に保つために、データやデジタル技術を使い、サービス・組織の変革を行わないといけません。
周りの業界では、セルフレジの導入が盛んですが、
ユニクロなど、ある程度お客様が慣れてしまえば、
スタッフが見ている必要もなくなってしまうセルフレジの導入は
サービス(人為ミスの削減・キャッシャータイムの短縮)の変革
組織(レジスタッフをフロアにまわす、人員の削減)の変革
顧客満足が向上し、
結果、競争力が向上したと言えます。
ユニクロに限って言えばですが、
2020年、実店舗の売上は減収減益でしたが、
ECサイトの売上は約30%増と、
大きく伸ばしています。
背景として、
新型コロナウイルスで外出自粛の影響もあると思いますが、
影響がどの業界も同じと考えると、
ネット販売実施上位30社を見ても、
ユニクロの
ファーストリテイリング社の伸び率が
32%と頭一つ抜き出ていて、
コロナ禍とDXが
上手くかみ合った事例と言えます。
美容室のDXはどうなのか?
話を美容室に戻すと、
全国の美容室でDXに成功しているお店は
今のところ無いと言ってもいいのではないでしょうか?
その理由は、
もちろん予約をオンラインに絞ったり、
オンラインで発注したりと、
デジタル化は進んで来ていますが、
それによって、サービス・組織が変革し
競争上の優位性が保たれるかが、
不透明だからです。
では美容室のDXとは
一体何なのか?
某業界紙には、
インスタグラムなどで数多くのフォロワーを獲得し、
技術があれば、どこでも美容の仕事が出来ると、
働きたい土地・場所に移動し、
SNSで集客を行っていると、
記事がありました。
まさにデジタルを使いサービス・技術を変革させ、
競争力を優位にしている事例だと思います。
これは個人の例ですが、
SNSをサロンで取り組む事で、
サロンの認知・集客を行えて、フォロワーが多く獲得できれば、
SNSで知った新規客などが来店したり、
一部店舗では、
清掃ロボットを使って、閉店後の掃除などを
行っているサロンもあるようです。
この流れはこれから、
ますます早くなっていくと思いますが、
2020年の一年で、
SNSなどの、各オンラインのコンテンツは
7年分進んだと言われています。
「ボーっと生きて」いたら
あっと言う間に置いていかれますので、
時代遅れにならない様に、
しっかりとついていく必要があります。