【業界の課題】美容師の働き方改革を考える

2020-12-16 (水)

皆さん、こんにちは!

今回はタイトルにもある様に、

美容師の働き方改革について考えて行こうと思います。

 

 

働き方改革とは

まず働き方改革とは何なのかを、考えていきましょう!

働き方改革は政府の重要政策のひとつに位置づけられていて、

多様な働き方を可能にする社会を目指しています。


日本の人口は2008
年から本格的に減少に転じています。

人口が減れば、労働力不足となります。

 

この労働力不足を解消させる為、働き手を増やし、

出生率を上昇させ、

労働生産性を向上させる必要があります。

これを実施させようとする政策が「働き方改革」です。

 

具体的に現在取り組みされていることは、

・長時間労働の是正

・同一労働同一賃金

・多様な働き方の実現

3つの取り組みが進んでいます。

 Jordan-whitfield-sm3ub_ijkqg-unsplash

 

 

美容師の働き方改革

 

同一賃金同一労働に関しては、

美容師が元々、月間売上で、

給料が決まる歩合制度だった頃の影響なのか、

社員でも・パートでも、フリーランスでも

それほど影響は無いと思いますが、

長時間労働に関しては、

ひと昔から言われている様に、

朝練・夜練の時間、

そして、

休日の練習や勉強会など、

かなりグレーな部分が多く、

問題視されてきました。

 

そこへ働き方改革がやってきて、

サロンとしても、無理に練習させることも出来ず、

なかなか成長しない、成長しないから給料も上がらない、

給料が上がらないからスタッフが離職していくなど、

悪循環が起こってしまいます。

 

近年のフリーランス美容師の台頭は

・フレックス制の導入

・就業、雇用形態の多様化

・社員・パートの待遇格差の改善

が背景にあると考えられます。

逆を言えば、既存の美容師の働き方の枠に

時代が合わなくなってきている、と言う事になります。

 

美容師の働き方のトレンドとは?

 

2020年の今年は新型ウイルスの影響もあり、

様々な物・時代の考え方が大きく変化しました。

そんな中で、美容師の働き方も変化し、

トレンドが見えてきました。

 

トレンド①

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「営業時間の朝シフト」

今年は緊急事態宣言の影響もあり、

街に人が少ないと感じる事も多くありました。

特に夕方~夜間は人通りが少なく、

この影響はまだまだ続くと考えられます。

その中で、今まで夜に伸びていた営業時間を

開店を早める

「朝シフト」

がトレンドになりつつあります。

例えば、今までは11時~20時だったところを、

10時~19時にするといったサロンが増えているようです。

時代背景はもちろんですが、

時間が無い現代社会人を考えると、

休日など美容室に行くときは、

朝早くに来店し、

午後からは自分の用事を済ませるなど、

時間の使い方が変化している様です。

 

トレンド②

 

フリーランスがさらに進化していく中で、

新しいサービスも始まりました。

それはBeauty Venue Proというサービスで

美容室に空きがあるサロン、設備が借りたい美容師、美容室を利用したいお客様を

繋げるサービスです。

top - JBIRC

https://pro.beautyvenue.app

 

産休などで離職してしまった美容師や、ネイリストなど、

働きたいけど、続けられなかった方や、

施術スペースが空いていて、誰かに貸したいサロンオーナーなど、

双方の利害を一致させるサービスです。

 Markus-winkler-ekdm6ez6hdy-unsplash

今のところ都市部で女性限定のサービスですが、

今後の展開が楽しみなサービスです。

 

美容師は3K、4K、3Bなど厳しい仕事と世間で言われています。

確かに一理ある部分もありますが、

その分、機械化し辛い仕事であり、

無くならない仕事と言われています。

会社まかせ、オーナーまかせにするのではなく、

美容師として、一人ひとりが、

最高の仕事をするために、

どんな環境が必要なのか考える事が大事に思います。

「今までは△△」「自分は◇◇」など思考停止にならずに、

しっかり未来を考えていきましょう。

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