【学び続けなければいけません】ダニング=クルーガー効果とは!?
2021-01-13 (水)
皆さん、こんにちは!
今回は、どんな職業でも当てはまる
「ダニング=クルーガー効果」について
お話しようと思います。
まずダニング=クルーガー効果の説明の前に、
こんな経験をした方はいらっしゃいませんか?
「自信がついてきた頃に大きなミスをしてしまう」、
「完璧に理解したつもりが、話しているうちにまだまだ理解していないことが多いと気付いた」
この様な経験は、どなたでもあると思います。
特に新人時代など、経験や知識がまだ浅い頃に
起こりやすい勘違いだと思います。
これをダニング=クルーガー効果といいます。
「ダニング=クルーガー効果」とは、
認知バイアスの一種で、
能力の低い人ほど自らを過大評価してしまう傾向のこと。
自分の能力をメタ認知できず、
全体のなかでの自らの適格性を正しく査定できないことにより生じるもので、
米国コーネル大学の
デイヴィッド・ダニングと
ジャスティン・クルーガーによって
定義されました。
二人の論文は、
2000年のイグノーベル賞(ノーベル賞のパロディーで、人々を笑わせ、考えさせる業績に与えられる賞)で心理学賞を受賞しました。
ダニング=クルーガー効果が定義されたのは、
つい最近のことですが、
古代ギリシャの哲学者ソクラテスは
自分に知恵があると思い込んでいる人よりも、
自分が知らないことを自覚している人の方に知恵がある
「無知の知」を説いています。
また、
古代中国の孔子も
「知るという事は、知っていることを知っている、
知らないことを知らないと認める事だ」と
論語の中で述べています。
この様に自分を客観的に見れずに、
主観のみで判断してしまい、
自信過剰になってしまうダニング=クルーガー効果、
そもそも人間は、自信過剰になる傾向が強く、
それは人間が進化していく過程で作られたもので、
自分よりも大きな獲物に挑んだり、
新たな土地を開墾していかなければならない時など、
根拠のない過剰な自信が
新たなチャレンジや、壁を乗り越える際に
必要になってきたものです。
新しい領域にチャレンジするときは、誰もが実力不足です。
大切なことは、
「必ずできる」「どうにかなる」
と根拠なき自信を持って一歩踏み出すことです。
しかし行動が伴わずに、
自信だけが付いてしまっては、
組織では評価されません。
大切なのは、
技術や知識を身に付けたら、
少しでもその技術・知識を使い
人に喜んでもらう事です。
コロナ禍と大雪で
大変な出だしの2021年ですが、
西暦が変わっただけで、
何かやるべきことが変わった訳では
ありません。
家にいる時間が多い
この時期だからこそ、
次の時代の流れに乗れるように
学び、実践して
ダニング=クルーガー効果のように
根拠のない自信で
自分を過剰評価しないようにしましょう。